デザイナーズ住宅や設計士の注文住宅が、ハウスメーカーのデザイナーズ住宅とは違う理由
実は、ハウスメーカーのデザインや間取り図は営業マンが作っているんです。私が家を建てよう!色々調べよう!でも、何から始めたらいいんだろう?と思った時に、まず行ってみたのは住宅展示場でした。
住宅展示場でいくつかのハウスメーカーのモデルハウスを見て回ったのですが、デザイナーズ住宅を希望しているとして今までの建築例を見せてもらいました。
大手のハウスメーカーのデザイナーズ住宅とだけあって、見た目やまとまりは良いのですが、その時はこんなものかなぁーと思っていました。
でも、その後も雑誌やテレビや近所で建っているデザイナーズ住宅と比べても、
やっぱり何かが違うなぁと思っていました。
その後、地元工務店の知人から聞いて、なぜ違うのか、何が違うのか理由がわかりました。
その知人は、
日本でも最大手のハウスメーカーの営業マンだったのですが、ハウスメーカーの間取りや図面は、営業マンが作っている!という現実を教えてくれました。
だから、ハウスメーカーのデザイナーズ住宅は、デザイナーズ住宅として、設計士と施主が作り上げた本当のデザイナーズ住宅ではなく、もともとあるデザインや間取りからの組み合わせによる提案に過ぎないのです。
展示場での建築士資格を持っている営業マンは別ですが、
営業マンは分厚い間取り集や過去のデザイン集から、お客の家族構成や土地の条件、間取りの希望から組み合わせて、間取り図を提案します。
設計士のつくるデザイン住宅や注文とは全く違うのは当然ですよね。
ハウスメーカーのデザイナーズ住宅も規格住宅として、まとまりや使い勝手などの完成度は高いと思います。
また、通常の坪単価や標準仕様を無視すれば、大手のハウスメーカーでも設計士とともにデザイナーズ住宅を作ることも可能です。
しかし、同じものを設計士と地場の工務店で作れば、コストが低いのは明らかです。
ただ、
ハウスメーカーのデザイン住宅はあくまで、デザイナーズ住宅風の建物であることは忘れないようにしたいですね。
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