不動産の購入時に注意したいこと 土地の造成工事と基礎工事について土地の一部が下がっていても大丈夫です!
もしも、家を建てる予定の土地の一部が下がっていても、ある程度であれば、基礎工事で対応可能なんです。基礎工事をやる時には、ベタ基礎として、家が建つ敷地をコンクリートで覆います。
コンクリートで覆う際には、もともと土地にある土の表面を数十センチ掘ってから、砂利を盛ります。
その土地を掘った際には、大量の土が出るのでそれを利用して、土地内の下がっている部分を埋めたり、高さを平らにすることが可能なんです。
さらに、基礎を高めにする時も、土地内の基準となる高さからの差が10センチ程度なら基礎工事で調整が可能です。
ただし、他の土地や隣接する土地よりも敷地全体がかなり地面が下がっている場合や、50センチ以上大きく下がっている場合には、造成工事が必要ですので注意が必要です。
大事なのは、設計士に建物の基準となる高さ、敷地全体の高さをしっかり伝えておくことです。
建物の基準の高さをどこに合わせるか、どれくらいの高さにするかをしっかり設定しておけば、基礎工事の際に対応してくれますよ。
悪質な業者や一部のハウスメーカーでは、土地の一部が下がっていると、本来は基礎工事でカバーできるような場合でも、土地の造成費用や土を盛るために費用がかかると言って、数十から100万円近い金額を請求することもあるようです。気をつけましょう!
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