デザイナーズ住宅で予算よりも高くなってしまった場合に、家の形から建築費を下げるポイント
家の形はできるだけ四角に近い家にする家の形を見直して、上から見た時にできるだけ四角形に近い形にしましょう!
複雑な形は、建築材料が余計に必要になったり、大工作業の手間が増えるため、建築コストの増加の原因となります。
四角形のような単純な形に近ければ、壁の長さが一定になり、建築材料をそれほど加工せずに取り付けたり、住宅設備などの既製品をそのままのサイズで利用ができ、加工の手間や作業代を減らすことが可能になります。
家の構造的に出っ張りや凹み部分を減らす
家の全体の形を四角形に近づけたら、次に見直したいのが家の出っ張りや凹みとなっている部分をできるだけ減らすことです。
こだわりのデザイナーズ住宅で、どうしても、デザイン上の特徴となるため、残したい場合は仕方がないですが、そうでない場合は構造的に出っ張りの部分は、何処かの間取りを直して吸収したり、逆に凹んでるところは他のスペースを工夫して、壁をできるだけ平らにした方が、建築コストが下がります。
また、家の構造が凸凹しているよりも、単純化して平らにすることで耐震性を高めることが可能です。
複雑な形状の場合は、地震のエネルギーによる影響を複雑な形状の部分に集中して受けやすくなるため、構造的に弱くなることがあるようです。
もちろん、その分を耐力壁や筋交いで補強するのですが、平らにすれば、そういう補強作業や材料が減ることもコストダウンにつながります。
屋根は片流れにする
屋根の形はもっとも簡単な、片流れの屋根にすることで、コストダウンが図れます。例えば、雨樋は一箇所でよくなりますし、屋根が一面だけになれば、屋根をはる作業が単純化しますし、屋根材も建材の取り付け前の加工を必要最低限の作業で取り付けることができます。
また、
屋根を単純化するだけでコストダウンができるだけでなく、雨漏りのリスクも減らすことができます。
このように
建物の形や構造を見直すことでも建築費のコストダウンを図ることができます。
建築家や設計士と相談して、家の形からコストダウンする時はぜひ参考にしてみてください。
ローコスト住宅だからと言って、住宅の質を下げずに上手にコストダウンを目指しましょう!
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