基本設計後の実施設計をやり直す!?設計費用はどうなる?
設計士とマイホームのデザインを決め、基本設計で間取りも決定し、実施設計まで来たけど予算が合わない!…もしも設計をやり直す場合は費用はどうなる?マイホームの大きさや構造、部屋の配置など、
マイホームの最終的な間取りを決めるのは基本設計です。
その後に、基本設計を元にして、見積もりや実際の工事を行うための、より詳細な実施設計を行います。
実施設計では、家の形状や細かい配置、作業内容や住宅設備や照明器具、ドアやサッシの種類、電気配線、壁や床、天井や外壁などの細かい仕様を決めて行きます。
そして、その
実施設計をもとに、工務店に対し、見積もりを依頼し、コンペなどを行い、値段や内容で依頼する先を決めて行きます。その際に、万が一、見積もりが出揃ってもっとも安い業者の金額でも、
予算オーバーな場合は実施設計を見直します。
建築費の三大要素は、建物の大きさなどの規模、キッチンやユニットバスなどの設備、外壁や内装などの仕様です。
それらの全てを見直しても、
予算内に収まらない場合は、実施設計の変更だけでは難しく、基本設計までやり直しになります。
その場合、設計士や建築士事務所によっては、2回目の設計料金を請求するところが多いようです。
通常の設計料金の支払いは、設計料金は契約時や基本設計の終了時に1回目の支払い、次に実施設計の完成時や建築確認申請時に2回目の支払い、引き渡し時に3回目の支払いです。
実施設計が白紙になり、基本設計からやり直しとなった場合でも、今までの
実施設計を作成したのは事実であり、それに対する設計料金は払うと考えるのが普通です。
ただし、法人向けの設計を多く行う設計士事務所では、
予算内に収まらない場合は、設計自体が出来ていないと考え、費用なしで再度作成するところもあるようです。
基本設計までやり直すとなると、時間や労力などをかなり消化してしまいますし、工期や引き渡しも伸びてしまいます。
出来れば、
基本設計の完成時にラフの見積もりをとっておき、予算内に収まっているかどうか把握しておきましょう。
そうすればだいたいの予算や金額が把握できるので、全く予算内に収まらない実施設計となってしまうリスクも減らせます。
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